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新潟県柏崎市にあるヒーリング サロン ✨真の自分を生きる✨


by rosewood ∞ space

共に生きる

2年半前、ダウン症の次男が生まれてから、
彼の純粋さ、無垢な心、喜びあふれる笑顔に
私はとても感化されている。

彼をみていると、
人生って本当に楽しむだけでいいんだ!
と思えるようになった。

生まれたときは、私はいつも泣いていた。
今思うと、色んなことが心配だったのだと思う。
泣きながら、私の中にある、ある一つの思いに気づいた。
自分は障がいに対し、偏見はないと思っていた。
でも、実は、私も障がいに対して偏見があったのではないか?と。

私は保健師として色んな障がいのある方や
色んな境遇の方の暮らしを見てきた。
いつも寄り添って支援しているつもりだった。
理解しようとしていた。

今は小学校で人権について学ぶ時間がある。
昨年度、学校で障がいについて勉強していた長男に聞いてみた。
授業どう思った?と。
長男は困った顔をしながら答えた。
「障がい、って何だ?と思った」と。

そりゃあそうだ。
ダウン症の次男が生まれてから、
ずっと共に生きてる長男にとって、
障がい、って何か分かるわけがない。
共に遊び、共に成長を喜び、共にいる長男にとって、
次男は障がい者ではないのだ。
全てが次男の個性だ。

世間や社会の中でショックを受けたり違和感を感じたりすることは多々ある。

出産後ダウン症疑いを告知されてから、
急に親切にニコニコと病棟の医療スタッフが話しかけてきた。
これまで、すれ違っても挨拶すらしたことなかった人たちが。
何だ、これ⁉︎と思った。

次男を「かわいそう」と言った実母とは大げんかをした。
実母は私が何で怒っているのか、全く分からないようだった。

ベビーカーで次男との散歩中、集団下校中の児童とすれ違う。
すれ違ってから高学年の女の子が「障がい者だ」と言った。
聞こえないように言ったのかもしれないが、私にはハッキリと聞こえた。
涙が出た。

障がいに関する制度の手続きの一つ一つ。
色んな書類を準備して、何度もあちこちの窓口に行って、時間もかかって。

病院の障がい者用の駐車場。
雨、雪の日。
その他の車でうまっていると泣きそうになる。

何でこんなに一つ一つ大変な思いをしなきゃならないんだろう。

少数派のマイノリティの人々が、あちこちでこんな思いをしているのだろう。


去年、ダウン症の書家 金澤翔子さんの書を実際に見たとき、涙があふれでた。

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癒された。
不完全な自分がゆるされた気がした。

そのままでいいのだ。
みんな。

共にある。
もともとは、みんなひとつなのだから。

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距離があると偏見がうまれる。
固定観念があると差別がうまれる。

話し合うこと。
共にいること。

みんな本当は普通なんだ。


by rosewoodspace | 2018-01-22 12:37 | 日々のこと